季節講習会のご案内

季節講習会のご案内をしてまいります。
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2024‐25冬期講習説明会を開催致します

2024年11月04日

 先日「予告」をお出しした通り、今週末、11月9日(土)から冬期講習説明会を開催致します。今後、説明会のご案内は「ひろく一般のみなさまへ」と「入塾説明会のご案内」に絞りますが、「予告」した関係上、当ページでも11月分日程をご案内申し上げます。

 冬期講習は、受験準備学年の方の受講が多いですが、今年は中学受験の直前対策も全教科お受け致します(現在までの学力と受験校のバランス等勘案し、責任を持ってお預かりできるかどうか、ご相談はさせていただきます)。

 日程等は以下の通りです。多くの方のご来訪をお待ち致しております。
 
◇冬期講習説明会 日程
           
11月9日(土)    9時50分〜

11月16日(土)   9時50分〜

11月23日(土・祝)9時50分〜 / 13時00分〜 / 17時40分〜

11月30日(土)  10時45分〜 / 17時40分〜

※所要時間は各回とも50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。時間が合わない方は、前後の平日に対応致しますので、メール・電話でご相談下さい。 

・ひきつつぎ感染防止対策継続中のため、ご来塾時は入り口で手指消毒にご協力下さいますようお願い申し上げます(非接触式の消毒器具があります)。教室の机・椅子等は毎日アルコール消毒を実施しております。次回入塾説明会は11月9日(土)9時50分からです。


◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までお願いします。
 メールはフォームよりお願いします。

言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44

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http://www.kokugoryoku.com
posted by hyojo at 23:25 | Comment(0) | 日記

2024‐25冬期講習言問学舎予告・「生きた文法」とは?

 今週末、11月9日土曜日から、冬期講習説明会を開催します。それに先立ち、これまでにいく度か、 高校の古文(1年生の言語文化の中の古文と2・3年生の古典の中の古文)のテストで文法ができていても、大学入試問題になると苦戦する人が多い、ということをお話ししておりますので、例をあげて、そのことをご説明します。

<かの大納言、いづれの舟にか乗らるべき。>(大鏡:三舟の才)

 さほどこみ入った文法ではありませんが、いざ訳してみようとか、文意にふさわしい選択肢を選べという段になると、迷う人が多いです(高校2、3年生)。まずは訳してみましょう。

 あの大納言は、どの舟にお乗りになるのだろうか。

 この一文で文法上注意すべきは、「いずれの舟にか」の「か」、「乗らるべき」の「る」と「べき」の3点です。このうち「か」は係助詞で、「べき」という連体形の結びを取りながら疑問の意を表します。「る」は尊敬の助動詞「る」の終止形、「べき」は推量の助動詞「べし」の連体形です。大納言に対して敬意を表すため尊敬の助動詞「る」が用いられ、その大納言がどの舟に乗るのだろうかという関心(後述します)を「か」と「べき」が表しています。

 そしてこの一文は、時の最高実力者藤原道長が、和歌の舟、管弦の舟、作文(さくもん、漢詩のこと)の舟、と三種類の(文学と芸能の技をきそう)舟を大堰川に出させて遊ぶ催しをした時に、一族の藤原公任(きんとう、この文の「かの大納言」)がどの舟に乗るだろうかと関心を示したせりふです。「大鏡」の別の章で、道長がまだ年少だった際、公任の才能がすぐれていることを父の兼家が「あの公任に比べ、うちの息子たちはふがいない。公任の影でも踏ませたい」と嘆いた時に、悄然とする兄二人の前で「影なんか踏みませんが、面を踏みつけてやります」と言い放った逸話が書かれていますが、その「公任の才」について、この文章(「三舟の才)を読むまでは知らなくとも、あわせて教えてあげることが大切です。

 また先の例文では、「べし(べき)」が推量・意志・可能・当然・命令・適当の六種類の用法を持っていることや、「か」→「べき」の係り結び、また係り結びの意味・用法と、複数の文法の知識が同時に問われていることが、多くの高校生を迷わせるわけであります。さらにこの文の前後では、道長に対してだけ二重敬語が使われており、その箇所は道長について述べているのだということも、あわせて理解する必要があります。

 このように、一つずつの項目でなく、複数の文法事項が組み合わさって用いられている古文の文章を読みながら、出て来た瞬間に自然に判断できる文法力をそなえていることが、「生きた文法」です。それを身につけるためには、古文の「知識」は必要最小限のポイントを押さえるにとどめ(言問学舎刊『文語文法の総仕上げ』を活用)、音読を併用しながら文章に沿って文法を理解していく、言問学舎ならではの古文の学習が最適です。

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 2024−25言問学舎の冬期講習を受講する高校2年生・1年生には、もれなくこの『文語文法の総仕上げ』を差し上げます。そして「生きた文法」を身につけられる魅力的な古文の授業を、存分に受けることができます(授業担当は、舎主・小田原漂情ともと本職の高校国語教員の講師、計2名です)。

 近日中に説明会日程をご案内致しますので、少しの間お待ち下さい。


◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までお願いします。
 メールはフォームよりお願いします。

言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44

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夏期講習2024言問学舎・中3生は数学、英語の1・2年の復習確認が大事です

2024年06月21日

 本年度「夏期講習2024言問学舎」の詳細ご案内で、国語関係のお知らせが多くなりましたから、今日は高校受験を中心に、中学生全般のことをお話しします。

 まず高校受験のあらましからですが、私立高校の一般入試以外の入試では、必ず何らかの形で内申点(調査書点)が必要になります。これは都内では、3年2学期の通知表の評定(二期制の場合は後期中間終了時点の評定)に基づくものです。ですから、この一学期の期末テスト、および二学期の中間・期末テストの3回の定期テストの得点を通算したものが、そのベースになります。また、夏休みの宿題を含めた一年間(2学期まで)の提出状況も評定に影響しますから、今回の期末テスト時、さらに夏休みの宿題の出し忘れ、提出遅れがないよう、特に3年生は十分注意をして下さい。

 そして都立高校は入試科目が国・数・英・社・理の5教科ですが、私立は国・数・英の3教科です(開成は5教科)。このことから、私立を第一志望にする考えの人が、早くから勉強を3教科に絞るケースも見聞しますが、言問学舎では、これはあまりすすめていません。なぜなら、私立を第一志望とする場合でも、併願優遇を取った方が受験戦略として正解で、その際は5科または9科の調査書点を用いることが多いので、二学期の期末までは社会・理科もきちんと勉強して、評定「5」や「4」を取っておく必要があるためです。

 そして、夏期講習で力を入れるべきポイントは、何と言っても数学・英語の1・2年領域の復習確認です。
 数学を例に取ってご説明します。検定教科書に基づく区立中では、だいたい平方根が終わるか、その途中までというのが、一学期の進度であると思われます。そのあとは、二次方程式・関数y=ax2(2乗)・相似と、単元がつづきます。
 二次方程式はもちろん「方程式」の何たるかがわかっていなければできませんし、関数y=ax2は二次関数(必ず原点を通るもの)ですから、一次関数の変化の割合を知っておく必要があります。相似は合同がわかっていることが前提です。
 このように、3年二学期以降の単元は、1・2年次および3年1学期に勉強した力を総動員して理解、実践して行く内容ばかりで、それは英語も同様です。1・2年次にあやふやだったことをそのまま放置して立ち向かえるほど、高校入試は甘くないのです。そのため、過去の弱点を補強するための最期の機会であるこの夏休み、夏期講習は、1・2年の復習確認を徹底することが、前半の最も重要な課題となります。2年生は1年次と2年一学期、1年生は中学入学後、一学期に習ったことの復習が、同様に大切なものとなります。

 言問学舎の夏期講習は、T・U・V期制を取っており、T・U期でだいたい1・2年の復習確認を終え、V期で二学期の予習、レベルアップ対策を図る体制です。多くの子たちが、夏休みに大きく学力を向上させ、夢をかなえていきました。

 6月期の夏期講習説明会は、以下の日程であと2回、直近は明日22日土曜日の開催です。多くの方のご來塾をお待ち致しております。

◇2024言問学舎夏期講習説明会〈6月分日程〉

・6月22日(土) 09時50分〜/13時00分〜/17時45分〜

・6月29日(土) 09時50分〜/13時00分〜/17時45分〜 

※各回とも所要時間は50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。ほか、土曜日のご都合がつかない方は、事前予約制で平日に個別相談を設定致します。

 ご不明な点などありましたら、メールまたは電話で、お気軽に言問学舎舎主・小田原漂情までおたずね下さい。お待ち致しております。


◇電話番号は以下の通りです。 
03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までお願いします。
メールはフォームよりお願いします。

言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44

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